「無言館ささえよう募金」
「絵繕い基金」
ご協力のお願い

-戦没画学生たちが遺した「生きた証」を次世代に-

About Mending-pictures Fund

1997(平成9)年5月に開館して25年余、全国の多くの方々から寄せられた暖かいご支援、励ましのもとに運営されてきました。
一般財団法人戦没画学生慰霊美術館「無言館」ですが、ここ数年来、来館者の減少、建物施設の劣化等に見舞われ、それにともなう深刻な財政難に陥っております。
昨今の経済不況、ならびに「戦争の記憶」の風化、多様化した情報の中での「記憶の埋没」は著しく、近年、「無言館」への来館者数は開館時の半分にも満たない状態が続いており、日々その経営に四苦八苦しているのが現状です。
そして、なにより気掛かりなのが、戦没画学生の遺作、遺品、資料(戦地から送られた家族宛の絵葉書、写真、手紙等々)が戦後80年近くをへた今、きわめて深刻な劣化をみせはじめているということです。
無言館では、そうした戦没画学生たちが遺した「生きた証」を多くの人に伝え、次世代に残していくために、「無言館ささえよう募金」「絵繕い基金」へのご協力をお願い致します。

かつての日中戦争、太平洋戦争下に、「絵を描きたい」という一心で絵筆をとりつづけた画学生たちの遺作を、少しでも現状に近い姿で次世代に伝え、保存しつづけてゆくために募金の主旨をおくみとりくださり是非ともお力添えをいただきたく、伏してお願い申し上げる次第です。 一般財団法人 戦没画字生慰靈美術館「無言館」
館主 窪島誠一郎